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エステサロン日記

美容と文学をこよなく愛しています。

乗代雄介さんメモ。

―今、一日のサイクルはどんな感じですか。

乗代:6時から8時の間に起きて、書き写しをして。書き写しは夜やることもありますが、基本は朝やるんです。最近だと午前中の明るい時間のほうが人もいないので、公園とかに行って、描写して、戻ってきて風呂入って小説を書いたり本を読んだりして。

>今後の刊行予定や執筆予定は。

乗代:ブログの本と、今している取材をもとに書こうかな、くらいです。

――取材というのは人にインタビューするのではなく、自然の中を歩いて描写することですよね。

乗代:そうです。同じ場所を何度も歩いて描写すると、書いている感覚と見ている感覚が揃ってくるんです。地図に点を打って描写したものと紐づけておく。その場所について自分が良くわかっていれば、物語なんかはどうとでもなるというか。例えば、今日歩いてきた場所で誰が何をするか、その風景に見合う人や行動というのは、自分の感性と経験によって勝手に絞られていってしまいます。その場所で見たものや見えてくるものを書く、最近はそういう書き方が楽しいんです。

 

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北海道江別市生まれ。幼少期に東京都練馬区に移る。中学生のとき、「侍魂」などのテキストサイトが流行していたことや、いがらしみきおの『のぼるくんたち』の影響などからブログで「創作」と呼ばれる文章を書き始める。ブログのタイトルは、キンクスの曲名に由来する「ミック・エイヴォリーのアンダーパンツ」。高校時代から、読んだ本の気に入った部分をノートに書き写すという習慣を持つようになる。ブログを創作の原点と考えているという[3]。大学のセンター入試前後、2ちゃんねる国内サッカー板に立てたスレッド「今日俺が一人で近所の公園でリフティングをしてたら」が別の書き手によって書き継がれ[4]小学館から単行本化された経験をもつ[5]

法政大学社会学部メディア社会学科卒業。在学中は田中優子のゼミに所属[6]。卒業後、学習塾に勤務。

2015年、「十七八より」[7]で第58回群像新人文学賞を受賞しデビュー。受賞時の職業は塾講師[8]

2018年、『本物の読書家』で第40回野間文芸新人賞受賞。同時受賞は金子薫『双子は驢馬に跨って』。

2019年、「最高の任務」で第162回芥川龍之介賞候補。

2020年、「旅する練習」で第164回芥川龍之介賞候補。