【震災後レポ】宮城県の荒浜で平和を祈ってきました。
どーも。東北ラブ!のまな蜜柑(@mana81900)です。
11月に夜行バスで仙台に行き、荒浜を訪ねてみました。
荒浜に建てられた荒浜観音様。
2011年の5月、復興ボランティアに行って以来の仙台。
ずっと、ずっと今どうなっているか、気になっていました。
新宿のバスタ。午前1時でも多くの利用客がいます。仙台まで片道1600円位でした。
仙台駅につき、朝6時。人がいなくてびっくり。
地下鉄東西線方面は建物が新しく、地下なのにステンドグラスがあってお洒落でした。
友人と合流し、お昼ご飯をたべたあと、車で荒浜に向かいました。
荒浜の印象は、太陽と風と海の茫漠。
荒浜小学校は、解体直前のようで、多くの関係者が出入りしていました。
「ありがとう荒浜小学校」とありますが、周辺に住居は1つもなく、不思議な気持ちになります。
荒浜に近づくにつれて、震災の時の風景が蘇ってきました。
仙台空港の前の松林に車が刺さっていたり、
石巻市内を走っていると道路が陥没して道全体が水たまりになっていたり、
名取市に『遺体安置所はこちら』の手書きの看板があったり、
道を走っていて、海側には何も建物がなく、土煙が舞っていたり、
そんな宮城の記憶。
「大学の仲間とよく海水浴場来てたんだよ」東北大卒の友人が呟きます。
ああ、こんなに高くまで波が来たんだね。
当時の記憶をとどめるためか、農機具が残されています。
堤防まで、行ってみました。
岩手側。海が青いです。
東京側。こっちも、何も建物がなく、松が並んでいます。
海辺の波打ち際まで行っている人もいました。
海をみていると、海の向こうに行った方々が、帰ってきそうな気がしました。
駐車場方面に戻り、死者の方々を弔うために建てられた、荒浜観音様をお参りしました。
『東日本大震災により亡くなられた、すべての方々の慰霊のため荒浜観音を寄贈する』という旨を記した石碑がありました。
友人の旦那さんは、時々、夜、車を走らせて、ここに来るそうです。
「気持ちを持っていく場があって良かった」と友人は呟きます。
「そうだね」と私も呟きます。
夕陽が、沈みます。
荒浜観音近くの、オススメのカフェレストランはこちら。
『風と手と土』
0227028552
2015年、5月にオープンした家庭的なお店で、白いヤギが庭にいます。
友人はランチがスープ、サラダ、珈琲付きで、美味しいと絶賛。
外には有機野菜の販売所があります。
ドリップ珈琲はドリップしたてで、たっぷりと。
ハーブティは季節によって種類が変わります。
お湯のつぎ足しもしてくれますよん。
人気の「花豆モンブラン」を注文しました。
トップの大きな花豆にはホワイトチョコがかかっています。
中にチョコクリームが入っていて、スポンジもふわふわで美味しいです!
人気のテラス席。地平線がみえます。
物販もあり、ハーブティやケーキは購入してお持ち帰りする事ができます。
クリームブリュレ、チーズケーキ、蜂蜜とチョコのケーキなど、これも日替わりで、
数種類あるので、お土産に持っていくのに良いですね。
震災前の荒浜を知らない私。でも全く違う場所になってしまったことはわかります。
異界のような不思議な場所で、過去から未来に繋がる全ての命の平和を祈りました。
時が、経ったんだね。
向き合うことができて、今の宮城に触れることができて、良かったです。
願わくは、今生きている方々の心も穏やかならんことを。
今日も良い一日を祈っています。
まな蜜柑より。