最近、恋が終わった。
何度目かの恋愛の終わり。
それと同時に、色んな事が変わりはじめて1ヶ月ほどが経過した。
TBSドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」を見て、萌える位に魂は回復してきた。
ある日、わたしは山の手線で、手すりを掴んで、うつらうつら、していた。
誰かの、温かい指が、触れた。
ん?
一瞬だけど、確実に、その指は、私の指に触れたがっていた。
薄目を開けて見た指は、細くなめらかな指で、若い男の子だな、と思った。
気づいた瞬間にドキドキしてきた。
あ、この子が、私の指に触りたいと思っているんだ。
自然と起きたふりをして、手をはなす。
男の子はすぅっと、背を向け、入り口の方にもたれかかっている。
次で・・・降りない。次で・・・降りない。
なんとなく、何か伝えようかな、と思った。
メアドが書いてある、名刺の裏に、即興で書いたメッセージ。
このブログを書いていたら、届くかな。
この世界の片隅で生きるあなたに。
まな蜜柑より。